
以前から行きたかった八ヶ岳へGo!なのです。
諏訪ICを降りたらメルヘン街道をひた走り、麦草峠を越えて白駒池の駐車場に到着。
麦草峠の駐車場は既に満杯。白駒池の駐車場もギリギリセーフでした。さすが三連休。
今日のルートは、白駒池からにゅうを回り、中山を経由して高見石小屋で一泊します。
そう、初めての山小屋泊まりですよ。
駐車場から程なくして白駒池に出ました。おぉぉぉ~、紅葉が美しい!
狙ったわけではなかったけれど、タイミングばっちりでした。岸辺が赤く燃えてます。

たっぷりと紅葉を楽しんだ後は、こんな苔の森を歩いていきます。

木道を進んでいくと、いきなりドサッという音と共に降ってきたのは松ぼっくり。
凄い音だなぁと思っていたら、バサッと羽音で気がついた。あっ、ホシガラス!

黒い体に白い点々のホシガラス、実はくろねこ初見なのです。
松ぼっくりをほじくり返して、中の実を食べている様子。賢いなぁ。さすがカラス。
もしかして、松ぼっくりは自然に落ちたんじゃなくて、落としたのかもね。
鬱蒼とした森を抜け、白駒湿原に到着。この季節は花もないし、ちょっと寂しい。

程なくしてにゅうへ向かう分岐に着きました。にゅうって、漢字で書くと「乳」。
でも看板によって「にう」だったり「にゅう」だったり統一されてません。
「ニュー中山峠」??いえいえ、「にゅう」「中山峠」方面ってことね。

そこから先は、大きな石が不規則にゴロゴロとある登山道をひたすら登ります。
足元が湿っていて滑るし、結構な斜度だし、う~息が切れる~。
糸魚川以来、自転車も全然乗れてないし、体鈍りまくってるなぁ。
休み休み登って、にゅうを制覇~~!

ちょっと雲は多いけど、素晴らしい眺望ですよ。眼下にはさっき歩いてきた
白駒池が見えます。岸辺の紅葉までくっきり。
その左手奥(画像右)にはこれから向かう高見石小屋。結構遠くに見えるよ。


にゅうの頂上手前で少し休憩してから、中山の分岐に向かって出発~。
尾根道だからさっきより楽かと思いきや、細かなアップダウンがたくさん。
しかも、歩けども歩けども分岐に着かないし。
途中、さっき登ったにゅうが見えました。にょきっと岩山、向こう側は断崖絶壁。
実は三角点に着くまでビビリまくりでした(頂上の写真、三角点にしがみついてます)。

地図に記載のコースタイムの倍かかって、ようやく分岐に着きました。
一旦ザックを下ろしておやつ休憩し、中山を目指します。
登り始めて気がつきました。登山道の石の形がにゅうの登りの時と違う。
説明し辛いのですが、にゅうの石は縦方向、この道の石は横方向に並んでいて
しかも表面がざらざらしていて歩きやすい。こんな登りなら楽しいですよ。
いいペースで中山を制覇・・・って、眺望はなく森の中で「中山 山頂」の杭が
立っているだけ。地味~~~。その代わり、少し先に展望台があります。
でも風が吹き付けて、寒いっ。ぐるりと見渡したら、すぐ出発です。
ここから先は森の中の下り道。どこに足を置けば効率良く下れるかと
考えつつ歩くと、登山だわ~って実感出来て変にテンション上がったりして。
とは言うものの、転ぶとか落ちるとか滑るとかどれも異常に怖がりになってしまった
くろねこの足は、人よりずっと遅いんだけどさ。慎重派と呼んでっ!
下り道にも飽きて、超元気な子供にも抜かされ、疲れを感じ始めた頃
高見石小屋に着きました。そのまま部屋に上がるつもりだったけれど
小屋の裏にある高見石に登ってみることにしました。というか、ここ登るの??
でかい岩をよじ登っていきますが、チキンくろねこには怖くて怖くてもうたまりません。
それでも何とか見晴らしの良いところまで登りましたよ。

・・・・このビビリが克服出来ないと、今後登る山が制限されちゃうなぁ・・・。
小屋に戻ったら2階の部屋へ。ここで自分たちのスペースを確保します。
三連休の割にはそんなに混んでないようで良かったなぁ。超劇混みだと
布団1つにふたりで寝る・・なんてこともあるようだしね。
1階に下りて食事を待っていると、バラバラと凄い音がしました。小屋番さんが
「ヒョウが降ってきたよ」と。えぇぇぇっ、ヒョウ??
外へ出たら、確かに氷の粒が落ちてきています。さすが標高2300m。
これじゃ星空も無理だな。日没と星空と日の出を楽しみにしてたのに・・。
旦那と日本酒で乾杯。たっぷりご飯を頂いて、20時前にはフテ寝という名の撃沈~。